横浜の50代セラピストの成長記 まだまだ伸びしろあり

こころとからだを紡ぐラヴィングタッチケア基礎講座

2018/06/28
 
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nico
横浜のアロマセラピストnicoです。子どもの発達を支援するセラピストを目指してただいま勉強中。50歳を過ぎてもまだまだ成長途中です。子育てをする中で感じたこと、勉強して知ったことを見聞録的に綴っています。
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こころとからだを紡ぐラヴィングタッチケア基礎講座を受講しました

2018年6月23日(土) 24日(日)

大阪で「Holistic Careroom&School つむぎの森」を主宰されているはやしひろこさんの「こころとからだを紡ぐラヴィングタッチケア基礎講座」を受講しました。

 

ひろこさんは、ご自分のケアルームで難病や障害を抱える方にアロマセラピーを初めとする様々なセラピーをされていて、ある病院の小児科病棟ではボランティアで難病の子どもやご家族にタッチケアを伝えられている、私の尊敬するセラピストさんです。

 

今回は、千葉のタッチケア仲間がひろこさんを千葉にお招き下さり、関東にて初めて開催された講習会です。
私はあちこちの講習会に顔を出しているので、参加された方はほぼ知り合いばかりでしたが、ほんとうにおもしろいメンバーが集まりました。

 

手技やテクニックを学ぶのではなく「触れる」ということの本質 を学ぶため、「愛を込めて大事に触れられたら私たちの身体は、心はどうなるのだろうか」という壮大なテーマを、ワークを通して体感するという2日間でした。

 

そして、理論では、ひろこさんのどこまでも広がる解剖学の知識。

一昨年、アロマセラピーの学校に入り直して、がっつり解剖生理学を学んだ気になっていた私ですが、ひろこさんから習う理論を聞くと、私の勉強はただただ字面を追って覚えていただけの勉強だったと衝撃を受けました
そこまでかみ砕けたらやっと「理解している」と言えるのだと、目からうろこです・・・
私の学びはまだまだ甘い、もっともっと学びたい!と素直に思いました。

 

 ラヴィングタッチケアって何?

ラヴィングタッチケアは、わたしたちの「ラヴィング」な気持ちを、温かい手のひらや目や声で大切な家族や友人に伝えること。
そしてもっと言えば、誰かにタッチしてもらわなくても、呼吸をゆっくり整えながら自分で自分に触れるだけでも自分の中がシーンと整って自己調整力を高められるのです。

 

目の前の人を大切に思いながら、声で触れ、まなざしで触れ、存在で触れ、笑顔で触れると、相手の内面や表情がどう変わっていくのか、表情、声のかけ方、目の向け方、どういう状態で触れたら、相手の心に触れられるのかということを実験しました。

 

そう書くとちょっと怪しげに聞こえるかもしれませんが、タッチは決して怪しい物ではなくて、宗教的なものではないし、魔法でもないし、”ただ触れるだけ” の安全なものなのですが、相手を思いながら触れることでミラクルがいっぱい起こるのです。

 

2日間のワークを通して、それを体感しました。

 

タッチは特別なものではなくて、誰だって出来るものです。
お母さんが子どもに、大切な友だち同士で、誰だっていつだって出来ますし、心を込めて触れれば、それだけで誰でもりっぱなセラピストです。

 

講師のひろこさんは、「自分が幸せじゃないと、自分が整っていないと、人に触れてはいけないと思っている人が居るけど、決してそんなことはありません」 と言われ、それって、私のこと~!? と思ってしまいました

日本人は「足りない病」だそうで、私はまさしく足りない病でした

けれども、タッチはいい効果をもたらさなくてもいい、優しい手、優しい声で、誰かを大事に思って笑顔で触れるだけで十分 なのだそうです。

 

心を込めて触れるだけで、あとは触れられている人の完璧な身体の叡智、身体のシステムに委ねる だけで、自分がなにかしてあげようと思わなくてもその人自身の持っている力で整っていくのです。

 

 LOVEの語源?

LOVEの語源は出典は不明ですが、

  L=Listen(耳を傾けて聴く)

  O=Over Look(全体を見つめる・大目に見る・細かいことは見ない)

  V=Voice(声を掛ける)

  E=Excuse(赦す・許す)

の頭文字を取って作られた言葉だそうです。

 

「愛とは、

相手の話に耳を傾け、

全体を見つめながらその存在を見つめ、

声を掛けて、

すべてをゆるすこと。」

う~ん、細かいところに目を向けず、存在そのものを認めることが ”愛” なのだとしたら、反省することだらけです

 

2日間いろいろなワークをすることで体験した不思議な感覚まとめました

 

 ワーク① まなざしで触れるワーク

ペアの相手に手で触れることなく、ラヴィングな気持ちでまなざしで 触れるワークをしました。
眉間のあたりを見つめられると、私は眉間がシャワシャワッとくすぐったくなりました。
目を閉じているのに、左斜め後方から見つめられているという角度まで感じました。
手で触れられなくても、まなざすだけでも ”触れる” ことが出来て、それだってりっぱなタッチなのです。

バズーカ砲ではなく、柔らかくふんわりとまなざすことが大事です

 

 ワーク② 感情を伝えるワーク

ペアになって、相手の肩に手を置いて、3つの感情を思い浮かべます。
相手の方が悲しかったことを思い浮かべていた時は、私は脳全体というか、頭の中が下から上にゾワゾワゾワッてしてあんまり心地よさを感じませんでした。不思議な感覚でした。

そして、嬉しかったことを思い浮かべていた時は、頭の中で後頭部がやっぱり下から上にゾクゾクゾクッて感じました。
相手の方はスカイダイビングした時のことを思い浮かべ、「いいだろ~」って自慢していたそうですので、私の高所恐怖症と共鳴したのかもしれません

ラヴィングな感情で触れられている時は、そういう現象は起こらず、「心地いい」「ちょうどいい」と感じました。

 

他の方たちも、「大嫌い!」と思いながら触れられると苦しかったとか重くなったと感じ、ラヴィングな気持ちで触れるとふわりと軽くなったとか温かくなったと感じていました。

触れている側の気持ちは手を通じて全部伝わっているので、「大好きだよ~」「大事に思ってるよ~」と思いながら触れると必ずその気持ちは伝わるということがわかりました。

逆もしかりで目の前の人に集中せずに他のことを考えていると、その感情も伝わるということです。

目の前の人には、その人のことだけを考えて、あたたかいまなざしで、ゆったりとした呼吸で、痛くないように、笑顔で触れることが大事です。

 

子どもの寝かしつけで、背中をトントンしながら「早く寝てよ~、寝てくれたらやることいっぱいなんだから~!」と思ってイライラしていたら、子どもはなかなか寝ませんよね。
そういうことです

 

 ワーク③ タッチを体感しよう

 

ペアになってタッチの練習をしました。(写真は練習の様子。写っているのは私ではありませんが、お借りしました。)

私が組んだ方は、感覚に色が見える「共感覚」をお持ちの方でした。

 

初めは緑や紫が見えていたけど、腕を撫でれば縦縞が、両手で包めば輪っかがカラーで見えていたそうで、私が「呼吸がゆっくりになって来たな~」と感じる頃にはピンクが見えていたそうです。

唾液も涙も鼻水も出て来て、トイレに行きたくなったと。
なんでしょう、いわゆる浄化作用というのでしょうか、そういうものが現れたそうです。

で、目を開けたら、私がピンクに見えたと 
ふふっ、私ってピンクの人のようです。おもしろいなあ・・・

逆に私がしてもらった時には、残念ながらそういう不思議な感覚を持ち合わせていないので、ただただ「気持ちいいなあ~」と感じるだけでした

 

 ワーク④ 手放したい感情

今この場で手放したい感情や思いを思い浮かべて、その感情を一番強く感じるところに静かに手をあててもらうというワークをしました。

このワークが私には一番の難所でした。

 

”闇” と感じているほどではないですが、もう無い物として見ないようにして蓋をしている感情はあります。
まず、これを引き出して来るのが難しかったです。
ずいぶん長い間蓋をしてきたものだから、その感情を取り出そうと思っても、うまく行かないのです。

 

「あれ?あれ?うまく取り出せないな。うーんうまく出てこないから、閉じ込めてる箱ごと放っちゃおうかな。」なんてあれこれ考えている私・・・
そしたら、そのうち、両手の指先がチクチクというか、ピリピリというか、ちょっと痛いような変な感覚になってきました。
最初はしびれたのかと思いましたが、どうやらしびれた訳ではないみたいで、細かーい粒子のようなものが指の先から出て行っているような不思議な感覚
滞っていた物が開通したのか、その感情を捨てている最中の現象だったのか、なんだかよくわかりませんが、初めて体験する不思議な感覚でした。

あとで他の方が、「蛇口が開いたみたいに自分の中の感情が指先からブワーッと出て行くのを感じた。」と言われていましたので、きっと私もそうだったのだと思います。

 

不思議なことに、自分ではずっとしかめっ面をしていると思っていたのですが、指先がチクチクする前ものすごく笑顔になったそうなのです
完全に無意識でした・・・というより、自分が笑顔になったことにすら気付きませんでした。

 

この時ペアを組んで下さった方も、いろいろと感じやすい方でしたので、「理解されなくて悔しかったという感情が伝わってきました。そして、もうそれを手放してもいいと思っていることも。 にっこり笑った顔が少女みたいで、理論的なことを質問しているNicoさんも居るし、少女のようなNicoさんも居るんだなと感じました。」と教えて下さいました。
へえ、そうなんだ! 少女のような私も残っていると聞くのはなんだか嬉しかったですね♪

 

で、今度は交代して私が触れる側になりました。
ここでまた愕然としたのですが、「悲しいんだろうな」ということ以外、何にも受け取れなかったのです。
私、実は自分のこと結構人の意識を受け取る人だと思っていました。
身構えずにいると、不意に受け取ることがあるのです。
でも、このワークでは全然わかりませんでした。
だから、「悲しいんだろうなあということ以外、全然わかりませんでした。ごめんなさい。だから、ただただこうして大丈夫だよって触れさせてもらっていました」と伝えました。

 

人数の関係で、モデルさん1人に対して、2人で触れさせてもらっていたのですが、もうお一方は「このあたりが苦しそうに感じた」と言われていましたが、私には全然わからなかったのです
だから、正直ちょっとへこみました。
「私、全然出来てない・・・
でもモデルの方は「あったかい手が気持ち良かったです。すごく安心しました。」と言って下さいました。

 

 

よりいいタッチをしなくちゃ、もっと効果を出さなくっちゃは doing
そうではなくてタッチしている自分で十分だよと認めることは being

 

 

そうなんです! そこなんです!
出来なかった・・・わからなかった・・・と思っている私は、being より doingの考えだったのです。
そうではなくて、ただただそばにいて「大丈夫ですよ。安心してね。」と触れるだけでいいのに・・・

「 ”こんな私だけども” あなたの悲しみを感じられないことはわかっている私が、その悲しみを一緒に感じようと思ってここに居ます」
それだけでいいのに、出来ない自分に落ち込む私・・・

う~ん

 

 ワークを通して見えてきた自分

私、この2日間の講習を受けて、家に持ち帰って考えているうちに、気が付いたことがあります。

 

私は、ただただ感じる・・・ということを ”頭で考えてしまう” ということが邪魔をするみたいです。
無防備だと”感じられる”ことが、場を与えられると頭で考えてしまって、「うまくいかない、うまくいかない」と感じてしまっていました。

 

まだまだdoing思考の強い私。戦っています・・・

 

そしてあまりに長い間蓋をした感情があるため、どうやら他のことを感じる感度も低くなっているように思えてきました。

 

 

そして、そして、すっごくびっくりしたのが、私は自己肯定感は決して低くなく、自信満々でもないけれど、結構自分が好きですし、「私なんて・・」と考える傾向にもありません。
むしろ「やれば出来る人!」と思っているし、そのための努力は惜しまないし、たぶん人からみると、悩みもなさそうな明るくてポジティブな人です。

 

・・・自分でもそう思っていました。

 

けれども、「あれっ?私って、もしかして自信がないのかな? ん? 自己肯定感低い??? 」と気付いてしまいました。
だから「私、自己肯定感、高いよ」と虚勢を張ってる???
えーーーーーーっっっ!!!
うっそー! そこーーー?!

 

しかも、皮をむいてむいてむいていった奥の奥の奥~の私は、梅干しの種のような硬いものにこもって、出て来たがらないみたいです。
そう言えば、昔「nicoさんは心を開かない」と言われたことがありますし、確かに誰かとの深~いところの関わりは求めてはいないところがあります。

 

ひゃ~~~、びっくりしたぁ
いつからか鎧をまとって、自分を守っていたみたいです。

 

きっと、自分で思うよりは出来ているのだと思いますが、ほら、また自信のない私が顔を出しています。

 

タッチを学びに行ったはずなのに、本当の自分と向き合うことになってしまいました。

 

あー、ダメだ、完全に混乱している・・・

いや、違うかも。あー、わからなくなってきた

 

自分で自分に、「大丈夫大丈夫、出来てる出来てる」とタッチをしてあげようと思います・・・

 

最近自分探しの旅に出かけた私は、絶妙なタイミングでこの講習会を受けました。
私の自分探しの旅は始まったばかり・・・まだまだ続きそうです・・・

 

 ラヴィングフィールド

2日間、参加者みんなで作ったラヴィングフィールドは本当に安心、安全な場所でした。
みんなが温かく、みんなが優しい。
安心して泣いたり笑ったり、自分を解放することが出来る場でした。
その場が安心、安全だなと感じることが出来れば、そこはラヴィングフィールドとなります。

皆さん、ワークで自分の内面に向き合い、自分らしさを取り戻して行って、1日目と2日目は別人のように顔つきが変わってきました。
もとの自分に戻ってさらに一歩進んで行かれるのを横目で見ながら、本当のタッチの意味はちゃんと理解出来たものの、「私もバージョンアップしました!」と堂々と言えない自分がいました。

 

私の中の知らなかった部分に気付いてしまったからかもしれません。

 

だけど、もしかしたらそれに気付いただけでも、バージョンアップしていると言えるのかも?!

 

こんな私ですが、ただ、側にいる。 ただただ目の前の人のことを思いながら、触れる。
それでいいんです。
・・・と思えれば、バージョンアップ完了です

ちょっと混乱しているので、もう少し時間がかかりそうです。

 

 後日談

講習会の次の日は療育のボランティアに行く日でした。

 

通園バスを降りるときから大泣きしている子が居て、クラスに入っても床に寝っ転がって泣いていました。
私は少し離れた所から、「大丈夫だよー、安心していいんだよー。」と思いながら、笑顔でまなざしで触れていました。

すると、その子が、大泣きしているのに、私が心の中で声をかけると一瞬泣き止んで、ちらっと私を見るのです。
で、またわーんと泣き始める・・・で、また私が心で声をかけながらまなざしでタッチ・・・また一瞬泣き止んでちらっと私に目を向ける

 

・・・ということを数回繰り返していたら、少し落ち着いてきました。

 

おおっ! なんかミラクル?と思いましたが、発達障害のある子たちはもともとすごく感受性が強いので、きっと私の呼びかけをキャッチしたのだと思います。

 

なーんだ、出来てないと思っていたけど、私にも出来てるじゃないと思えた出来事でした。
教えてくれてありがとう!

 

私以外にも、一緒に受講した皆さんに ”いいこと” が起こっていて、後日談の報告が次々と上がっています。
自分のまわりをラヴィングフィールドに整えること、とっても大事だと教えてもらった講習会でしたし、思いがけず自分と対峙することになった2日間となりました。

 

素晴らしい気付きを下さったひろこさん、ご一緒したみなさん、あたたかい場で安心して講習を受けられました。
ありがとうございました

      

 

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横浜のアロマセラピストnicoです。子どもの発達を支援するセラピストを目指してただいま勉強中。50歳を過ぎてもまだまだ成長途中です。子育てをする中で感じたこと、勉強して知ったことを見聞録的に綴っています。
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