横浜の50代セラピストの成長記 まだまだ伸びしろあり

ティナに出会いタッチケアを知りました

2018/05/27
 
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nico
横浜のアロマセラピストnicoです。子どもの発達を支援するセラピストを目指してただいま勉強中。50歳を過ぎてもまだまだ成長途中です。子育てをする中で感じたこと、勉強して知ったことを見聞録的に綴っています。
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今日は私の大好きな”ティナ・アレン”さんと”タッチケア”との出会いについてお話ししようと思います。

息子がチックに!

2010年、私はIFA(国際アロマセラピスト連盟)という団体のアロマセラピストの資格を取るために、毎週週に1度学校に通っていました。 普通はアロマ講座を受けたりアロマ検定を受けたりして徐々にステップアップしてセラピストを目指すらしいのですが、当時の私はそんなことは知らず、何の基礎知識もないままいきなりセラピストのコースに入ったのです。 考えていたより勉強はずっと大変で、初めて学ぶ解剖生理学、精油学、実技等の勉強でアップアップ。 髪を振り乱しながら、学校の宿題に追われていました。 私のアロマの学校が始まると同時に、夫の実家を二世帯住居にリフォームして義両親と一緒に住むことになり、小学校2年生だった息子は転校、夫は単身赴任となったのです。 引っ越しの段ボールも片付かないまま、生活が大きく一新され、学校の勉強も重なり、私は全く余裕のない生活を送っていました。 息子が新しい学校に通うようになって2,3ヶ月経った頃、ひどいチックが出るようになりました。 それも2つも3つもの症状がいっぺんに出たのです。本を読んでいる時、勝手に目がグルンと回るとか、「ンフッ、ンフッ」と声が出るとか、足首をくにゃっとさせるとか、いろいろありました。 その時に「新しい学校で何か不安があるのかもしれないなあ。落ち着くためになにかしてあげたいけど、なにがいいかな。そうだマッサージとかどう?」と思いついたのですが、どのくらいの力で、どんなふうに、どっちの方向に向かってさすればいいのかさっぱりわからない・・・ 結局何も見いだせないまま、しばらくすると息子のチックは終わりました。 (2,3年経ってから、あのチックの原因は私だった!と気付きました^^; 母親の余裕のなさを感じ、自分に目が向かなくなった淋しさがあったのでしょうね)  

偶然目にしたティナの来日の記事

それがきっかけとなり、私のように「子どもに何かしてあげたいけど、どうしていいかわからない」というお母さんにこんな方法がありますよと伝えられたらと思い、どこかでそれを学べるところはないかと、「子どもへのアロマセラピー」とか「子どもへのマッサージ」を調べました。けれども、ベビーマッサージはすでに珍しくなくなっていましたが、少し大きくなった子どもに対するケアを学べるところはその頃はありませんでした。 いくらネットで検索しても、情報が拾えない・・・ そんな時に偶然手にした「セラピスト」という雑誌をパラパラッとめくって見つけた小さな記事。 「医療ケアを必要とする子どものためのタッチセラピー」ティナ・アレン氏が来日するという記事でした。すぐに主催者に連絡したのですが、「5,6人キャンセル待ちされています。」とのお返事。がくっ・・・ あきらめかけていたある日、「キャンセルが出たので、ご受講いただけます。」と連絡がありました。 もー、嬉しかったですね。日本では見つけられなかった子どもへのタッチセラピーが、アメリカから来る人に教えてもらえる! 「これは神様が引き合わせてくれた!」と都合良く解釈したのですが、本当に私にとってはその後の人生を変える運命の出会いとなりました。 「今回受けられなかったら、もう2度とこんなチャンスがないかもしれない!」と思ったのですが、結果的にはそれ以降も毎年ティナは日本に来日して、タッチケアを広めています。  

ティナってどんな人?

ティナは作業療法士なのですが、20年以上にわたり、子どもに特化したタッチケアの研究指導をしています。 アメリカの小児病院で、米国内初の医療ケアを必要とする子どものためのタッチセラピープログラムを開発し、タッチの持つ素晴らしい効果をアメリカ国内、カナダ、日本をはじめとして世界各国に広めている人です。 健康な子どもはもちろんのこと、医療ケアが必要な赤ちゃんや子どもにも安全で安心なタッチの方法があるということを伝えています。 初めて会ったティナは深い瞳を持つ笑顔の素敵な、太陽のような人でした。 そして、子どもに特化したタッチケアの第一人者。なにより講座をするだけでなく、実際の現場で今でもタッチケアをしている人ということが一番の魅力でした。 講座の最後にはもうお別れかと思うとさみしくて、ティナの瞳に見つめられると涙が出ました。 ・・・が、その後毎年日本に来てくれることになって、毎年会えています(^o^) その1年目の講座でティナの魅力にすっかり魅了され、それから毎年ティナの講座を受け続けています。  

それから8年・・・

医療ケアを必要とする子どものためのタッチケアから始まり、自閉症、トラウマ、NICU、小児ガン、緩和ケア、脳性麻痺、そして子ども同士でタッチをするキッズインコンタクトの講座はすべて受講しました。 そしてティナが講座の合間に行く、首都圏でのタッチケアボランティアすべてに同行しています。 すると、行けば行くほど、そこで出る深い質問にどんどん自信を無くしていったのです。 そばでお世話をしているお母さん方はすごく勉強されています。そして、そんなご家族から出る質問は専門的でとても深く、真剣な思いが伝わるものばかりでした。 医療従事者でない私は、「こんなこと聞かれても、答えられない・・・」と負のループにはまっていくわけですね^^; でも、だからこそ勉強しようと思いました。 自閉症の講座を受けたからと言って、すぐに自閉症のお子さんのタッチケア教室をしよう!とはなりませんでした。 それは、今までまわりに自閉症のお子さんが居なかったので、彼らが何を困っていて、どういう状態なのかなにもわからなかったからです。 だから、それを知るために、療育施設にボランティアに行かせていただくことにしました。 そのボランティアももう4年近くになると思います。 そして、将来的には入院したり療養したりしているお子さんにもタッチを伝えていきたいと思ったので、まずはお子さんやご家族が何を困っているのか知りたいと思い、小児病棟で子どもと遊ぶボランティアにも行かせていただき、もう6,7年になります。 ティナに出会ってからもう7年も経ってしまったことに自分でも笑ってしまいますが、その間、なにもせずにぼーっと待っていたわけではなく、いろいろと勉強はしていました。 ボランティアについてまわることで、お母様方の真剣な思いを見てきたからこそ、中途半端な物を提供してはいけない、なかなか一歩が踏み出せずにいました。 私のなかで「覚悟」が決まらなかったのです。まあ、言い訳かもしれませんが・・・ 本当に時間がかかる人なのです、私。 以前みていただいた算命学でも「人生を着実に切り開いていく。スピードはないが地道に積み重ねて成功する。一発当てようとすると運が乱れる。」と言われました。7年もかかってますというのも、「いいです、いいです、いい感じ。大丈夫。」と言ってもらえました。あはっ。そういう人だから、しかたないんです。でもちょっと時間かかりすぎですかね^^; でも、そろそろ前に進む時期が来ていると感じています。 そして、皆さんにお伝えするなかで、また私も勉強させていただきたいと思っています。 初めはただ単にティナに会いたくて毎年受講していたわけですが、ようやく私にもタッチを伝えていくという使命があると強く思えるようになってきました。 長かったです・・・  

タッチケア広がっています

ティナが毎年日本に来日し、講習会も日本各地で開催されるほどに認知されるようになりました。 そして、そこで受講した仲間たちが、日本各地でタッチを広めていっています。 何年か前のあの頃の私のように、「タッチケアを教えてくれる人が見つからない!」という状況では無くなってきています。 タッチを広めたティナの功績は大きいと思います。 前置きが長くなりましたが、これから少しずつティナと行ったボランティアの報告をアップして行こうと思います。  
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