初めてのボランティア
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横浜のアロマセラピストnicoです。子どもの発達を支援するセラピストを目指してただいま勉強中。50歳を過ぎてもまだまだ成長途中です。子育てをする中で感じたこと、勉強して知ったことを見聞録的に綴っています。
ボランティアの役割
ティナの講習会を受講した人は誰でも、ティナが講習会の合間に訪問するボランティアに同行することが出来ます。 そこで何をするかと言いますと、ティナのお手伝いです。 私たちは直接お子さんに触れることはしないのですが、まずはティナが説明するとおりにご家族の方の背中や腕に触れさせてもらいます。ご家族の方に、タッチケアをされるとどんなふうに感じるか体感していただくためです。 お母さんにさせてもらうことが多いのですが、たいてい皆さん「手が温かくて気持ちいいです」「眠くなってきました」「人の手ってこんなにあたたかいのですね」ととても喜ばれます。 カチカチだった肩や背中が少し緩みます。 こうして手のぬくもりや気持ちよさをご自身で体感していただくことで、お子さんにだって気持ちいい!ということを理解していただくお手伝いをするのです。 ティナが初来日した2010年。ティナを日本に招請した国際リドルキッズ協会の当時の代表だった愛さんが、その年、数十の病院や施設に「ボランティアに行かせていただけませんか」と依頼をしまくったにもかかわらず、1軒も受け入れてもらえなかったそうです。 今では様々な方のご尽力で、病院や施設にボランティアに伺えるようになりました。 私もボランティアに参加させていただいて、貴重な勉強をさせていただいています。 私は毎年、関東近郊のボランティアだけは欠かさず参加していますので、自分の記録としてこのブログに残していくことにします。2011年 初めてのボランティア
初めてティナのボランティアに同行したのは、忘れもしない、某NPO法人のサッカーチームの保護者の方へのミニタッチケア教室でした。 私がティナと仲良くなった思い出のボランティアですので、とても印象深く今でもはっきりと覚えています。 先日NHKのハートネットTVでそのチームのことが放送されていて、なつかしく拝見しました。 夜のボランティアだったため、参加したのは私一人。ティナと愛さんと私の3人で伺いました。 会場に到着するとチームの人たち、皆さん高校生以上みたいでしたが「ハロ-」「ハロー」とティナを囲んで気さくに挨拶をしてくれました。 チームの皆さんが外でサッカーの練習をしている間に、体育館では保護者の方に向けてタッチケアのミニ講開かれました。 体育館のステージに椅子を並べて丸くなって座ったのですが、初めはこちらにまで緊張が伝わるくらい、ピーンとした雰囲気でした。 保護者の皆さんは、今から何が始まるのかよくわからずに緊張して座っていらしたと思います。 ティナが、「1回学べば何度でもいつでも出来ます。サッカーの前にするのもいいし、成長痛に効果的なタッチもあります。お父さんやお母さんもリラックスします。」とタッチケアの効果を説明し、じゃあ実際にやってみましょうかということになりました。 手の親指と人差し指の間を押すことでリラックスを促す方法があるのですが、そこは妊娠中は触ってはいけないところなのです。 ティナはあるお父さんに「手を触ってもいいですか?妊娠はしていませんか?」と言い、そのお父さんが「していません。」と答え、ティナが「ヒュー、よかった」とジェスチャーで答えるとドッと笑いが起こり、会場の雰囲気は一気に和みました。 その手へのタッチの練習をして、たしか背中とかにもタッチの練習をしたかと思います。親子でタッチをしてみました
会場がすっかり笑いに包まれた頃に練習が終わり、お子さんたちが体育館に戻ってきました。 「じゃあみんなでやってみましょう。」ということで、お母さん方はお子さんに自分の前に座ってもらって、お子さんの背中にお天気のタッチをしました。 会場があたたかい雰囲気に包まれ、あちこちから「気持ちいい」という嬉しそうな声や笑い声が聞こえてきました。 たぶん1時間くらいの、あまり長い時間ではなかったと思うのですが、初めのピーンとした緊張感はどこへやら。笑顔と笑い声あふれる時間となりました。 ティナが伺う予定になっていたのはその1日だけだったのですが、保護者の方々がとても感激され、急遽「明日は違う保護者が来るから、明日も来て欲しい」ということでした。その頃はティナの講習会の数も少なかったですし、ボランティアもほとんど入っていませんでしたので、体育館のステージに座って「オッケー、明日も空いてますから来ますよ。」と快く引き受けた笑顔が忘れられません。 結局次の日もボランティアに伺ったそうです。 その2日目のボランティアだけ、唯一私が同行できなかったボランティアとなりました。涙を流す方も
ミニ講習会が終わると緊張もほぐれ、ティナの深い瞳に見つめられて涙を流すお母さんもいらっしゃいました。 ティナはそのお母さんを「ハグしていいですか?」とハグしていました。そのお母さんはティナにハグされて、「もう大丈夫です」とすっきりしたお顔で笑顔になられました。 その頃ティナは「一人でも多くの子どもたちや親御さんにタッチを伝えたい」と言い、そのためならお休みも要らないと言っていました。 でもちゃんと休んで欲しいので、今は国際リドルキッズ協会さんのほうでちゃんとお休みを調整されています(^^) ティナが帰るときには、またチームの皆さんが「バイバイ、バイバイ」と挨拶をしに来てくれて、なかなか帰れなかったように記憶しています。 あっという間に人気者になったティナでした。 もう8年も前のことなのに、幸いにもノートにメモが残っていますので、その時に話したこともざっくりと思い出せました。 メモ魔でよかったと思います(o^^o)
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横浜のアロマセラピストnicoです。子どもの発達を支援するセラピストを目指してただいま勉強中。50歳を過ぎてもまだまだ成長途中です。子育てをする中で感じたこと、勉強して知ったことを見聞録的に綴っています。