国際リドルキッズ協会 小児タッチセラピーⅠのお手伝いをしました
2018年11月15日(木) 16日(金)
横浜で開講された、国際リドルキッズ協会 「小児タッチセラピーⅠ」 の講座を今年はトレーニーとしてお手伝いさせてもらいました。
スタッフのさと子さんのお手伝いをしながら、講座も聴講させていただけるという制度。
私がこの講座を受講したのは、ティナ先生の初来日の年 2010年でしたから、8年ぶりの受講です。
とは言え、毎年何かしらの講座を受講していましたから、全然久しぶりの感じはありません
1日目
会場の設営
まずは会場に荷物を運び入れ、会場の設営。
初めてのお手伝いで、何をどう設置するのかわからず、さと子さんの指示なくては動けない情けないお手伝い
あたふた設置しているとティナ登場 !
「ティナー! お久しぶりー!!」とまずはハグハグ。
1年ぶりの再開を味わう暇もなく、とりあえずは会場の設営。ふうっ、なんとか開場の時間までに間に合いました
講座
ずっと私の目標でありタッチの師匠であるティナ・アレンさんはこの人です ↑
ティナ先生は「孤児院の子ども、病院の子ども、エイズの子ども、どんな背景を持っている子どもにも全ての子どもにこのワークを届けるのが私の願い」 といつも言われています。
そんなティナを太陽のような人と感じていますし、私にとっては目標とする憧れの人です。
そして、今回の通訳は、初来日の時からずっと通訳して下さっているよしこさん♡
美しい日本語で穏やかな口調でお話しされるよしこさんの通訳は、わかりやすくて耳に心地よくて、かつて一生懸命英語を学んでいた私の憧れです。
尊敬するティナとよしこさんのペアは初来日の時からずっと大好きで、この二人が揃った時間は、私にとって何物にも代えがたい癒やしの時間
この講座では「医療ケアを必要とする子どものため」のタッチケアを学べます。
アメリカの病院では、薬剤以外の痛みの緩和ケアが必須になっているそうで、その中にはマッサージも入っているそうです。
日本でもやがてそうなっていくかもと言われましたが、もちろんそうなるといいとは思いますが、法律でバーンと決められでもしないと、まだまだ難しいだろうなあと個人的には感じています。
医療の中での処置/治療は選べないけれど、ティナのタッチのワークでは子どもの意思を尊重します。
大事なのは子ども自身に選んでもらうこと!
たとえ我が子であろうとも、「身体に触ってもいい?」と聞き、「オイルは使う?使わない?」「音楽はかける?どんな音楽がいい?」「どんな姿勢でする?寝てる?座る?」出来るだけ子どもに選んでもらいます。
それによって「自分がこれを選んだんだ」と、どんな小さな事でも “自分が” コントロールしていることを感じることが出来る。
そして誰かが自分に触るときには自分の許可が必要なんだと知ることで、不適切なタッチから身を守ることにもつながります。
ティナのタッチはタッチという行為を通して、子どもたちに ”一人の人として尊重されるべき存在である” ということを伝えているのだと思います。
日本では聞いたことがない ”成長痛のためのタッチケア” をしているところ↑
(お写真の使用は受講生さんの許可をいただいています)
ティナの豊富な知識と経験に基づくお話しに引き込まれて、あっという間に1日目終了。
夕方には息子さんのオーティスくんとだんなさまのシャドが会場まで来てくれました。
オーティスは「ミドリー!」と走ってきてくれてハグ~
去年よりもグンと少年ぽく成長したオーティスはもう9歳だそうです。びっくり
しばらくぎゅーっとハグしていましたが、何歳までハグしてくれるかなぁ
初来日の時にはまだ1歳で、受講生のみんなのところを回るたびにお弁当のおかずを口に入れてもらっていたのにね
懇親会
そして夜は懇親会。
普段はあまり懇親会には参加しないティナファミリー。
この日は家族で参加してくれました。
講座の自己紹介の時におもしろい自己紹介をしてみなさんの興味を引いていた受講生のドウジマ ケンセイさん。(ご本人のご許可をいただいてお名前を出させていただいています)
お話しを伺うと、TEDのメンバーをしていて、その後ご自身もTEDに出演されたとか。
TEDの裏側とユニークな経歴にみんな興味津々でした
生フルーツたっぷりのサワー!! これはノンアルコール↑
2日目
ティナ先生のデモクラス
4組の親子さんに会場に来ていただいて、実際にティナ先生が指導するタッチケアのデモクラスを受講生さんに見ていただきました。
まずはご家族にタッチケアの効果や注意点をお伝えし、お子さんにタッチをしていただきました。
お母さんが触れるとキャッキャと声を出して笑う子、手足を高速でバタバタ動かして喜んでいる子、お母さんのお膝に座ったまま頑としてタッチを拒否する子、気持ちよさそうにタッチを受けている子。
いろんなお子さんが居て、おもしろいなあと見ていました。
そしてこの時のために集まった卒業生ボランティアによる、お母さんのお背中へのストーリータッチ。
私がタッチケアさせていただいたお母さんは「気持ち良かったです~」と喜んで下さいました。
お母さん自身にタッチさせていただくことで、「触れること」 の感触を体感していただけます。
ずっとお母さんのお膝に座って硬い表情をしていたお子さんは、デモクラスが終わってからはにっこにこの笑顔でご機嫌でした
場所見知りもあったかもしれませんし、大勢の大人に囲まれて注目されるんですもの。
そりゃあ緊張しますよね。
その場に居続けられただけでも、よく頑張ってくれたなあと思いました。
デモクラスの様子↑
☆ タッチケアをする時に使えるおもちゃの紹介や使い方・消毒の仕方
☆ 医療ケアを必要とするお子さんへの触れ方の注意点や禁忌の状態
☆ 気持ちいいとか精神が安定するということだけではない、タッチケアの奥に隠された効果や意味
☆ 筋肉の状態にも働きかけることの出来るタッチの仕方 etc.
盛りだくさんの内容であっという間に2日間の講習は終わりました。
ティナの熱い情熱と圧倒的な知識と経験、受講されている皆さんの真剣さ、よしこさんのいつもどおりの惚れ惚れする通訳。
ちょっと緊張感があって、でもペアになってタッチケアの練習をするたびに笑顔が生まれ・・・
そこにはすごくいい空気が流れていました。
また、今回お手伝いとして参加させていただいたことで、スタッフのさと子さんの大変さがよくわかりました。
さと子さんは、ティナ先生が希望とする会場作りに気を配り目を配り、受講生さんの要望にも応対し、お昼休みにはランチそっちのけで受講生さんたちのテーブルを回ってお話しを聞いていました。
ティナに不自由な思いをさせないようにサポートしつつ、修了証の準備、懇親会の手配、写真撮影、デモクラスに来て下さった親子さんへの対応、最終日には会場の撤去をし、元通りに机を配置し直し、大量の荷物を移動させることを思えば、皆が気持ち良く受講できるようにこんなにもサポートして下さっているのだなあと、今更ながらに頭の下がる思いでした。
リドルキッズ協会のスタッフさん、いつもありがとうございます
来年はティナ先生の来日10周年だそうです。
なんだか感慨深いなあ・・・
ティナ先生の日本でも講座もあと2つを残すのみ。
12月のティナのボランティアに同行させていただいて、私の今年のイベントは終了です
ティナと話し合いたい話題が山のようにあるのに、私の今の英語力ではそんなに難しいことは語り合えず・・・
来年までにまた英語の勉強を始めて、英語力を磨こう!!と思いました。
なんたって10周年ですもの
来年に向けて私も頑張ります
ティナ先生と息子のオーティスくん、通訳のよしこさんとお手伝いしたメンバー↑
ティナ先生の講座が気になる方は国際リドルキッズ協会にお問い合わせ下さい。
毎年来日されています。
国際リドルキッズ協会 HPはこちら↓